『 勝利への旅立ち』が描くアメリカ50年代とスポコンバスケ

アメリカ田舎版、熱血スポコンバスケ青春映画。

保守的な郊外のアメリカ、

人種、

活気のない町の感じなど、

1980年代中盤に1950年代を描く

という意味でも『コーチ・カーター』よりも実は深読みができそう。

Hoosiers (1986) | Official Trailer | MGM Studios

デヴィッド・アンスポー監督『 勝利への旅立ち』(Hoosiers、1986年、アメリカ、ヘムデール・フィルム)

田舎とバスケ

アメリカ、インディアナ州の小さな農村でもバスケゴールがあるという文化。

そこは野球でなく、バスケなのか。

まぁ確かに、ぽつんと一件しか家がなく、兄弟などもいなければ、キャッチボールはできないか。

気軽にボールもって練習できるのはバスケか。

 

バスケと人種

1950年代、バスケチームには黒人はいない。

黒人が出て80年代における50年代の描き方はこう。

勝つのは白人オンリーチーム。

ポリコレで凝り固まった2020年代のドラマではもうできない描写だろう。

 

地元密着のスポーツ

地元が勝っていくとなると高校でも盛り上がっていく。

日本の高校野球のよう。

全米、というよりは州単位の強いアメリカ。

地元のチームへの愛着が強く、コーチの方針が気に食わないと文句も多くなる。

ただ、結果がついてくると認められる。

元々は移民の国であるアメリカ。

団結する何かが必要。

たとえば

  • 言語(アメリカ英語)
  • ナショナリズム(「U・S・A!」)
  • 地元のつながり

これがないと、分断するしかない。

人種、民族、文化的背景が異なるごちゃまぜの世界だから。

 

靴が今のバッシュでなく、コンバース。

あの靴で激しい室内スポーツできる?

 

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