『コッホ先生と僕らの革命』:英独文化摩擦とフェアプレイ

イギリスのフットボール(サッカー)文化のドイツへの流入。

伝統と革新の摩擦や衝突。教育機会と階級。

いじめと和解。

thの発音ができないドイツ人。

勝利至上主義とフェアプレイなど。

フットボール需要の創出とマーケティング、ビジネスチャンス。

ゼミ生の「卒論でフットボールの歴史やりたいです」の予習のために見たけど、これは見てよかった。

ドイツ版『トムブラウン』のような感じだけど、もっと見やすいかも。

日本がスポーツ、特に野球を受け入れた際、日本化。

ドイツにも似たような、体操が中心だった教育の中で、サッカーを取り入れていった変革。

異文化受け入れの際のぶつかりあい。

映画『コッホ先生と僕らの革命』予告編

セバスチャン・グロブラー監督『コッホ先生と僕らの革命』(Der ganz große Traum、2011年)

タイトル訳

マーケティングなど色々事情があるのだろうけど、元タイトルの

「Der ganz große Traum」

の直訳は

「とても大きな夢」「本当に大きな夢」

Der:定冠詞(英語の “the”)

ganz:とても、完全に(英語の “very” や “completely”)

große:大きな(形容詞 “groß” の変化形)

Traum:夢(英語の “dream”)

「コッホ先生」が出てきたらわかりやすいけど、なぜ「革命」にしちゃったかな。

原題の「夢」は大切と思うが。

 

ドイツの体育(体操を中心としたスパルタ教育)。

イギリスのフットボールが流入し、徐々に変化していく。

 

新しい文化を受け入れる際、スムーズにはいかない。

特に今まで旧文化を「是」としていればなおさら。

教員たちは、新しい風をなかなか認めない。

 

そこでフットボールが機能する。

スポーツ教育の可能性を見た。

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