【遠隔授業ストレス】大学に不満を持つ学生の声:問題点と解決法

不満はもったいない。エネルギーへ。

 

コロナ問題で遠隔になって、学習者にとって課題や交通のストレスは大きいです。

特に新入生にはキツすぎます。

 

ストレス調査アンケートでもかなりの声が出てくるようになりました。

全学的にこういうアンケートをやっても無記名です。

無記名のアンケートで書いた人に返事はないでしょう。

 

私は授業でアンケートを取った際、その自由記述のコメントを学生の前で紹介します。

紹介だけでなく、問題があったら改善点を示します。

すぐに変えられなければ検討します。

取り入れられそうなものがあればすぐ取り入れます。

 

そのような感じで遠隔授業のアンケートで出てきた声を紹介して、問題点とその解決法を示します。

 

不満・問題点とその解決法

大学からの連絡が遅い・アルバイトの予定ができない

 

予定やスケジュールが立てられないと困りますね。

しかし、早く連絡してもまた変更になった場合、さらに困ってしまいます。

 

待ちましょう。

 

対面授業がないだけで、原則時間割は変わっていないはずです。

その時間であればアルバイトはできるはずです。

 

もしや、対面授業のない間、授業を受けているべき時間にアルバイトをいれようとしていたのでしょうか。

様々な事情があるかもしれません。

 

大学の授業時間にバイトを入れようとするのは、好ましくないです。

もし授業時間にアルバイトを入れて、それを大学側のせいにするのはかなり無責任です。

 

待ちましょう

 

大学もバカではありません。学生を待たせたくありません。

早まった決断をし、間違いを起こしたくもありません。

慎重に物事を進めています。

(問題を起こしたくないとも言えますが・・・。)

いずれにせよ、待ったことが良いことあります。

 

待ちましょう

 

どうしても聞きたい場合は、窓口に丁寧に電話やメールをしてみましょう。

丁寧に答えが返ってくるはずです。

ただ、その際メールマナーを守らないと自分が損をします。

 

評価を下げないメール作法:使い方とその解決策
携帯メール・SMS・LINEなどの影響で、気軽に意思疎通できますが、まだメールはビジネス・留学などで必須で作法やマナーがわからないとチャンスを失います。新大学生・ゼミ選択・新社会人・転職活動などですぐに使える作法を現役大学教員が事例をもとに説明します。

 

メールマナーは面倒ですが、時間をかける意味・価値はあります。

メール一つで印象がガラッと変わります

 

周りの大学との差

 

「隣の芝は良く見える」です。

比較をしたらキリがありません。

比較をして「他の大学は~」と考える時間がもったいないです。

その大学に行きたい人は、静かにその大学の編入方法を探して実行します。

 

実際、そういう学生が英語の選択授業にいました。

最初は正直全然できない学生でした。

しかし、どんどん実力をつけ、結果「優」を取りました。

 

「この学生楽しみだな」

 

と思っていたら会議でその学生が退学して他の大学に行った、と・・・。

やってる人は静かにやってます

早く必須の課題をこなして、他の勉強をしましょう。

そして「いいなぁ」と思っている大学の学生よりスペックを上げる努力をしましょう。

 

学生相談をしていると

 

  • 滑り止めで~
  • 偏差値が~

 

色々な理由で、劣等感を抱える学生は多くいます。

 

滑り止めであっても、なぜわざわざ高い金を払ってその大学を受験したのでしょう。

他の大学よりその大学に少しでも意味を感じたからではないでしょうか。

偏差値も事前にある程度知っていて、受験したのでしょう。

 

こういう愚痴を大学関係者に言うのは失礼です。かなり。

※本人にそのつもりはなくても!

大学関係者はどう思うでしょう。

 

「滑り止めで偏差値の低い大学で働いている」

 

このメッセージを伝えているのです。

私も少し前、大学4年生との何気ない会話の中で

 

「滑り止めでこの大学受けた」

 

と言われたことがあります。

かなり傷つきました

 

名門大学に入るには、とてつもない努力とその結果が必要です。

私は名門大学出身ではないですので、日本の学歴には何にも言えません。

それに後悔するよりも私は前に突き進みました。

 

その結果イギリス大学院卒を取りました。

おそらく日本の名門校よりも学歴としては上でしょう。

しかし、この学歴がどうのこうの言っていると、上には上がいます。

学歴コンプレックスはキリがありません

 

オックスフォード大学・ケンブリッジ大学、日本でも東大・京大など

本当のトップレベルであれば、確かに強いです。

 

  • 大学出身者のコネ・ネットワーク
  • 学会の派閥
  • 一部の学歴主義企業(これは薄れてきています。エントリーシートに「大学名は不要です」と書く企業もあります。)

 

こういう利点があります。

ただ、大学のレベルを気にしていると、いつまでたっても劣等感に悩みます

大学名はある程度意味がありますが、それよりも内容です。

他の大学を気にする時間があったら、その時間をどんどん有効活用しましょう。

なにくそ根性です。

 

時間活用の一つにTOEICはいかがでしょう。

日本語があるので、日本では英語が苦手でもオッケーです。

だからこそ、日本では英語ができる人は重宝されます。

TOEIC持っておくと色々使えます。

詳しくは

日本人英語学習者のTOEIC受験:意味・効果・コスパ
TOEIC受験料とテキスト代で10,000円以上は払い過ぎです。ハワイ研修・イギリス大学院留学経験のある大学英語教員の私は、今まで30,000円使ってしまいました。留学やスクールもそうですが、煽られてお金をかけ「過ぎ」てはいけません。

こちらをご覧ください。

 

課題が多い

 

説明が少ない中、家でもんもんと課題をするのはきついです。

配慮が全くないのはまずいです。

教員の遠隔授業の組み方が悪いかもしれません。

 

しかし、教員もそんなにバカではありません。(たまに本当のバカがいますが・・・)

この状況で、多くの教員はクレームがないように工夫しています。

学生の学びを保証しなければいけない責任もあります。

時間のない中、苦しんで生み出した課題です。

 

やる意味はあります

 

やりきって、それでも不満があったら教員に直接相談しましょう。

その際もメールマナーは忘れず。

この状況で真摯に対応してくれるはずです。

 

メール連絡が多い

 

これもさばくのは大変ですね。

ただ、まだメールはかなり効率的です。課題の送付に向いています。

受信ボックスに残しておけるので検索もかけられます。

 

「見落とし」

「把握しきれない」

 

残念ですが、これはあなたの責任です。

ビジネスだったらミスになってしまいます。

見落とさないでください。把握してください。

 

  • メールを見る時間を決める
  • その時間はしっかりとメールを読む
  • やることを手帳に転記

 

これをやれば忘れることはありません。あと

 

「課題が終わったらそのメールを削除する」

 

こういう学生がいます。

これは、テスト前に配布された資料を削除するのと同じ行為です。

メール削除するのは、テストが終わってからにしましょう。

 

授業方法・課題・提出方法がバラバラ

 

これも混乱のもとですね。

 

  • ホームページ
  • メール
  • zoom
  • Teams

 

など、多岐にわたります。管理しずらいですね。なのですが…

 

管理してください

 

様々な授業方法はデメリットのように感じられますが、メリットです

色々なシステムを体験できます。

 

「自分だったら~な授業をするだろうなぁ」

 

など考えられれば強いです。

ITの時代です。

様々な様式に慣れましょう。

使いこなしましょう。

 

口頭説明がないから内容理解が難しい

 

文章のみの課題は大変です。わかります。わかるのですが、それは…

 

甘えです。

 

文章の方が明確です。「言った言わない」問題が避けられます。

「ここにこう書いてあるじゃないか」

ができます。

 

逆に言うと、曖昧にしたい人は、口頭や電話で仕事を頼むことがあります。

 

おそらくこの甘えです。

 

人がしゃべっていることを聞いていたほうが楽です。

読む行為には聞くよりも積極性が必要です。

辛いです。

ですが、甘えずにしっかりと読みましょう。

 

授業を受けていないのに自分で調べてレポートするのが身に付いている気がしない

 

知識がない中でレポートと作成するのはやりがいがないように見えます。また

 

 

こちらの本で言われているように、薄っぺらなアクティブラーニングの一種かもしれません。

教員のレポートの出し方が悪いかもしれません。

 

しかし、レポート課題はチャンスです。

知識も付けて自分で書く力がつけられます

大学レベルではレポートを書くスキルが必要です。

このチャンスをもらっているのと同じです。

教員はそのレポートを評価します。

 

レポートを質の良いものに仕上げてくる学生もいます。

こういう学生は卒業後も活躍します。

書ける人は、メリットだらけです。

 

  • 知性
  • 論理
  • 語彙

 

ないよりはあったほうが良いに決まってます。

書く行為はもちろん卒業後も使えます。

「身に付いている気がしない」と考えるだけもったいないです。

 

おそらく「身につけようとしていない」のです。

「自分で身に付くように」時間を使い、調べて書く時間に充てるべきです。

身に着けようとしないと、意味のある課題も意味がなくなります。

書き方がわからなければ

 

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

 

こちらで具体的な例を挙げていますので見てみてください。

 

1限web授業、2限対面では自宅から間に合わない

 

1限web授業を大学の空き教室で受けてみてはいかがでしょうか。

大学にwifiは整っているはずです。

 

対面と比べるとオンラインの質が落ちる

 

「極端に時間が短い」

 

これは教員の責任ですし、その教員のレベルの問題です。

ただ、「質」の評価を、授業受ける方の素人がしないほうが良いです。

 

教育は、飲食サービスではありません

 

その場の「おいしい!」の「満足度」で評価できません。

たとえば「まずい!」と思っても、5年後に

 

「当時はまずかったけど、あの授業、今役に立ってる」

 

となることがあります。

満足度が低くても教育効果が高いことがあるのです。

 

その逆もあります。つまり

 

「すごく良い授業! 満足している!」

 

となっても、将来役に立たないこともあります。

 

 

こちらでも既に言いましたが、その場の満足度では測れない効果があります。

すくなくとも教員はこれを考えています。(考えてない教員もいます…)

常にパソコンを使える環境ではない

 

事前にご家族に相談・教員に相談しましょう。

「常に」使えない、ということは使える時がある。

これは調整次第でできます。

家にパソコンがない人もいます。

 

パソコンがある時点で恵まれています

 

この状況では、ご家族もしっかりと相談にのってくれるはずです。

 

金銭を親に頼れない。金銭的にきつい

 

親を頼ってください。

「すねかじり」と思われたくない気持ちはわかります。

成長した姿を見せたいです。

 

ただ学生の身分でそれを思うのは早すぎます

親に迷惑をかけようとしないで無理する。

こうして潰れたほうが親に迷惑をかけます

 

親に迷惑をかけなくて良くなるのは、早くても社会人3年やってからでしょう。

子供はいつまでも親の子供です。

(私もまだ親に頼りっぱなしです…)

 

様々な事情があるかもしれませんが、親は子供が困っていたら助けます。

子供を大学に行かせる決断をした親は、あなたが生まれたころからお金の準備をし始めているはずです。

 

大学入学がダメならダメと言われているはずです。

自分で稼げ、とか言われて条件付きであれば、奨学金申請しましょう。

(第1種でないと金利付きの借金ですが・・・)

 

書類や課題が実家に届く。コロナ感染のリスクがある中やむを得ず実家に帰省した。アパートに送るべき

 

実家からそのまま転送してもらえば帰省しなくても済みます。

 

  • 家族に開封してもらう
  • 文面をスマホの写真や写メ
  • そのデータでメール

 

これで郵送費もかかりません。

住所変更の届に、書類郵送先としてアパートを申請できるかもしれません。

事前に大学の事務と手続きをしておいた方が良いです。

 

引っ越し後に、住所変更の手続きせずにアマゾンや楽天で商品頼んだら前の住所に届いてしまいます。

大学としても絶対に届く方に送ります

アパートなどは不在のことがあるからです。

 

不在が続くと、送付物が大学に戻ってきてしまいます。それはまずいです。

大学事務と綿密に手続きをしましょう。

 

通勤・通学ラッシュ時に電車・バスに乗るのが怖い

 

朝一の電車はすいていますよ。ほぼ貸し切りです。バスもガラガラです。

私は片道3時間かけて通勤していた時がありました。

 

  • 朝4:30起床
  • 朝5:40の始発
  • 80分間電車内でPC作業
  • 乗り換えて50分pc作業
  • 9時前に大学到着

 

ガラガラの朝の電車で早く大学について、仕事をしていました。

早起きすればその分勉強できる時間が増えます

 

配慮し過ぎるな、され過ぎるな

 

その一方、課題の量が「適度」「やや少ない」「少ない」と答える学生もいます。

配慮し「過ぎ」ると、こちらの学生の学びが減ります。

 

  • 時間割
  • 手帳
  • 自己管理

 

以上で大体は解決できます。

この遠隔期でぐんぐん伸びている学生もたくさんいます。

具体的にどうすればよいのでしょうか。

時間割を守る

 

オンデマンド型であっても大体課題は1週間に一度のぺースです。

月曜2限であればその時間をその科目の時間に充てればよいのです。

これで少なくとも混乱は出ません。

 

履修者の中で一人でも90分集中してやってもできない課題であれば、課題の出し方に問題があります。

時間割の時間でやっていないから「課題がどんどん来る」となります。

 

手帳を買う

 

スマホのスケジュールでも良いかもしれませんが、充電切れたらどうしますか?

メールで課題を読んだまさにその時、締め切りややることを手帳に移していきます。

これでやること一覧が手帳にまとまります。

 

不満をうまく、エネルギーに変える。

そしてどんどんプラスの方面に使いましょう。

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