音を使って自分でスピーキング練習
- 単語帳とのらめっこ
- スペルと意味の暗記
- 文法ワークのやりこみ
こんな英語学習していませんか?
確かにこれは大切です。
しかしながらこれら「だけ」では全然使えません。
音を使っていないからです。
音を使わないで英語学習するのは、
「音を使わないで音楽を勉強する」
これと同じくらいおかしいです。
いきなり「楽譜を見て勉強しろ」と言われて、できる人はプロレベルです。
ただ、英語学習は苦手な人もいます。
そのお手本となる「音」が必要です。
私は音を意識し続けて英語を学習し、
- イギリス大学院留学
- TOEIC 925
以上を達成しました。具体的には
こちらのCambridge IELTSというテキストのリスニング部分をひたすら
- リピーティング
- ディクテーション(聞いて書き取る)
以上をしていました。
TOEICは、特に対策していたわけではありません。
大学で英語を教えていますが、多くの学生はこの音の意識で苦しみます。
かなり苦しみます。ですが、
1か月もすると気づき始める学生が出てきます。
3か月すると発音に実感が出始め、
半年すると特にレベルアップしたリスニング力を体感できます。(しっかりやれば)
それでは具体的に説明します。
リピーティング(聞こえた英語をマネする練習 ※要録音)
英語は文字からでなく音から学びます。
言語習得の自然な流れです。
少し準備が必要です。
用意するもの
ネット環境
現代の情報技術を駆使しましょう。
- 良い情報へのアクセス
- ネット上の教材へのアクセス
以上に月4000~5000円は、検討して良い値段です。
もちろんなくてもできます。
私が学生の頃は、ネットは家にありませんでした。
ネットは大学図書館でやっていました。
動画視聴できる機器(PC、タブレット、スマホ)
- 音を出す機械
- 英語のお手本を聞けるツール
以上2つは絶対必要です。
YouTubeなど英語のお手本が聞けるサイトであれば何でも良いです。
たとえば
初級者(英語の歌こども用)
中級者用(TEDプレゼン)
上級者(MLB実況)
このような動画はおすすめです。
録音できる機器(ICレコーダー、スマホ・携帯など)
これも何か必要です。
スマホ・携帯の場合
- ボイスレコーダー
- ボイスメモ
などの機能があります。
それがなくてもカメラの録画機能で良いです。
スマホ・携帯がない場合(ICレコーダー)
私が学生の頃、3000円くらいでシンプルな録音機能のみのICレコーダーがありました。
ICレコーダーと言うと
- 電池使う
- データ使う
※CDラジカセ(ネット環境ない場合)
ネット環境もスマホもない。
そういう場合、最低限
これを買いましょう。
5000円出せばまぁまぁの機能のものが買えます。
シンプルに再生と一時停止機能があればよいです。
私はネット・スマホ・PC、どれもなかったので、このパターンでした。
※音楽CDなど
- お気に入りのアーティスト
- 英語雑誌付録のCD
英語の音源であればなんでも良いです。
わからなければ
とりあえずこれを買いましょう。
英語の音源にはスクリプトや訳もあるので、1200円の価値はあります。
一番早いのは近くの書店、CDショップなどで購入。
English Journalであれば少し大きめの書店の学習雑誌コーナーに置いてあります。
数日待てればアマゾン、楽天でも良いでしょう。
手順
音を使える機器が揃ったら、やる前に少し工夫できればさらに良いです。
録音開始
音源が再生の用意できたら、早速録音ボタンをポチっ。
音源を再生
まずはお手本の音源を2~3秒、キリの良いところで一時停止。
※「停止」でなく「一時」停止です!
ある程度のところでストップ
音楽であれば歌詞1行程度。
その他であれば数文字。
お手本をマネして声を出す
そして自分の声をレコーディングです。
これがリピーティング(Repeating、繰り返し)です。
「2」「3」「4」を繰り返す
音楽であればサビ全体。
その他であれば1分程度のキリのよさそうなところなど、で良いです。
おすすめの手順ですが
- まずは速度をそのままで、字幕は見ずに。
- 難しかったら再生速度を0.75(じっくりやる場合は0.5でも)で
- Youtubeの画面右下にある設定ボタン(歯車のような形)から変更可能
- やり終わった後は字幕設定を英語に
- 答え合わせ
以上のようにやると良いです。
まずはオリジナルの英語の速さを経験。
その後に復習や答え合わせを。
復習の大切さについては↓で。
録音を聞く
この振り返り作業がないと効果が薄いです。
この作業で
- 本来の発音
- 自分の発音
- 何が聞けていないか
- 何が言えていないか
を明らかにできます。
客観的に自分の声が聞けるのがメリットです。
分析
しっかりと聞いたら以下のことをしっかりと考えましょう。
お手本と自分の発音に違いはありましたか?
「何となく変だ」
「自分の声って、変だ」
など色々な気づきがでましたか?
単語一つ一つは適切に言えていましたか?
簡単な単語であっても
- アクセント
- シュワ(あいまい母音。弱く発音する部分。英語「らしさ」を出すには重要な発音)
などできていましたか?
シュワについては
こちらが詳しいです。
リンキング(単語と単語の繋がり)はできていますか?
たとえば
not at all
を
ナットアットオール
とカタカナ読みしていませんか?
ナラロォ(アメリカ英語)
ナタトゥ(イギリス英語)
という感じで言えていますか?
できていると思っているところができなかった!
これがやっかいです。
初級を抜け出すには自分で修正する力が必要です。
この力がつけば、空き時間にリピーティングをして自分で修正点に気づけます。
しっかり聞き比べて、分析してみましょう。
歌を使った具体的なやり方については
こちらを見てみてください。
まとめ:いきなり「英語ペラペラ」なんて無理。だけどコツコツ地道な練習にリピーティング
日本語と英語はかけ離れています。
ですので、正しい練習をしなければいけません。
お金持ちでプライベートレッスンしまくれるのであれば良いです。
ただ、私はそういうレベルの上げ方は違うと思います。
そういう勉強は結局教えてもらってるだけです。
ですので、すぐ忘れます。
ですが、自分で苦労して遠回りした練習は忘れません。
身に付きます。
リピーティングはこの一つの練習方法です。
練習方法と手順については
こちらをご覧ください。
リピーティングを日々の英語学習に取り入れることで、確実に変化が出てきます。
私が教えている学生も最初は戸惑います。
- 「話せる授業をしてほしい」
- 「歌えるが書けない」
とか文句が出ます。ですが、1か月ほどしっかりやると効果が出始めます。
最初は泥臭い作業で辛いと思います。
ただ、今までそういう練習をしていなかったから辛いだけです。
慣れるとどんな英語でも繰り返したくなります。
また、ディクテーションと合わせて練習すると
- 正確性
- ライティング能力
もアップできます。
これについては
こちらをご覧ください。
紹介した機器などはこちらにまとめておきます。
自分の状況に合わせて買いましょう。
Cambridge IELTS
ICレコーダー
ラジカセ
ここまで読んでくれてありがとうございます。
さぁ、早速実行です。
コメント
[…] 【学習効率up】英語発音とリスニングを改善する練習方法と手順英語学習では「音」を使ったリピーティング(音をマネる練習)が効果的です。私はこれを毎日やって(教材は主に Cambrid […]